そもそも「ごみ」とはいったい何を指し示しているのか。 「ごみ」を「ごみ」として処しているのは、社会や個々人の価値観であるとも指摘される。社会や時代、また人によって、同じものでも「ごみ」として捨てる場合もあれば、価値のあるものとして生かしている場合もある。 育毛 一方で、「ごみ」の処理についてさまざまな問題が発生し、また深刻化してきている背景には、その排出量と質の問題を抜きに考えることはできない。 もともと自然の中で、生物・非生物を含めた物質が過不足なく循環している時代や社会では、「ごみ問題」はないといえる。 私たちの暮らす現在の社会で、これほどまでにごみの問題が深刻化している背景には、自然循環の中で対処しきれない膨大な量のものが、安易に廃棄され、しかもその中身がプラスチックを代表とする自然界にはなかった、つまり自然の循環に入りにくい性質のものであるという現状を押さえることが重要といえる。 日経225 「ごみ」はなぜ「ごみ」なのか。まるで禅問答のようなこの問いかけを突き詰め、考えていくことは、「ごみ」を生み出す現代社会の価値観を問い直し、人と環境との関わり方を問い直すことにもつながる。ごみの排出量が増えている ごみの年間排出量は昭和61年度には4,296万トンであったものが、平成10年度には5,160万トンになっている。ごみが増えた原因はいろいろ考えられるが、耐久消費財の頻繁な買換え、使い捨て型の商品や容器の普及、あるいはオフィスのOA化に伴う紙ごみの増加などがあげられる。データ復旧 一般廃棄物は、人の日常生活に伴って生じる家庭系ごみ、事業系ごみ、およびし尿に分類される。ごみの種類は生活の多様化に伴って増え続けており、不用になった大型の家庭用品など適正処理の困難なごみが問題になってきている。 平成10年度のごみの排出量は、年間 5,160万トンとなっている。また、1人1日当たりの排出量は 1,118グラムとなっている。 粗大ゴミ・粗大ごみ・不用品回収 産業廃棄物の発生量は一般廃棄物の約8倍(1998年度での比較)となっている。産業廃棄物の種類では、汚泥、動物のふん尿、がれき類が多く、これらが全体の約83%を占めている。産業廃棄物も増加しており、また埋立地が不足していることなどから、不法投棄などによる環境汚染が懸念されている。